【人生の転機】豪華客船との出会い

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こんにちは、船乗むむです。

2023年に初めて憧れの客船クルーになります。

今回は、私の人生の転機となった豪華客船との出会いと私の気持ちの変化についてまとめました!

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客船ファーストコンタクト

まず客船から少し離れた話になるのですが、客船と出会う前、私の幼い頃からの憧れはケーキを作る仕事「パティシエ」になることでした。中学校、高校を卒業しても、特に心変わりはなくお菓子の専門学校に入学しました。

入学前、専門学校のパンフレットを取り寄せて授業内容や進路を確認しました。その時、卒業生の進路一覧を見て、初めて「客船」という職場を知りました。

「客船で働くってどういうこと?」私は母に尋ね、物知りの母が

「船の中のレストランで働くんだよ。一年位長い期間働いて、2ヶ月とか半年とかまとめて休みを取る仕事だから人気がないけど、旅をしながらお金を稼げるし、まとまった休みで旅行もできるよね。素敵な仕事だよ。」

と、今思えばあまりにも詳しすぎる知識を教えてくれました。

私はこのときあまり現実的に考えませんでしたが、この「旅をしながらお金を稼げる」「長期休暇が取れる」という客船という仕事を良いなぁと思ったし、母の言葉をしっかり覚えていました。

クルーズ客船・運命の出会い

東京某所で行われた、10社以上のホテルが集まるホテル合同就職説明会に参加しました。無印良品ホテル、ディズニーホテル、名所を齧りながらブースを回ってパンフレットを集めていた時、目に留まったブース・・・壁のように建てたパネルには巨大なクルーズ客船がダイナミックに貼られていて、私の目を引きました。

MSCクルーズ。スイスに本社を置きながら、イタリアの富豪の一家族から始まり、1970年から客船事業を続けるクルーズ客船の会社です。客船というのは、「海の上のホテル」と称され、その中での仕事もホテル業に近しいものです。

私は説明会が始まるまで時間を潰し、満を持して「客船で働く」ということを実際に学びました。一枚の簡単なチラシが手渡され、そこにはさまざまな国籍であろうクルーたちの満面の笑みがありました。この説明会では、主に日本人のお客様対応のためのウェイターやチェックイン等の受付係に焦点を当てていましたが、巨大リゾートホテルのように、パフォーマーやエステティシャン、手品師、フォトグラファーにもちろんソムリエまで・・・選べる職種もまた、さまざまでした。

他のホテルの話を忘れるくらい、衝撃的な出会いでした。どこのホテルとも格別に「違った」からです!それは、前述の職場環境だけではなく、一日10時間〜下手したら14時間働き、一週間に7日働き、衣食住と医療費が保証され、長期休暇が取れるということです。日本の労働基準法ではありえないシステムですよね?客船では、船の国際労働基準法が採用されているんです。

【給料】地上ホテル VS クルーズ船

MSCクルーズは面白いことも言っていました。所得税がかからない国に船を登録しているので、給料が全額手取りになるというのです。こちらの話は確証が取れていませんが、なるほど税率の低い国がありますからそういう仕事と給料の考え方というか、テクがあるんだと10代ながらに知りました。ちなみに、私が今度乗船するプリンセスクルーズは、元がアメリカの会社で船は日本周辺を回るので、普通に日本の重税がかかります・・・。

上記の情報は間違っていたことがわかりました!所得税や住民税は、あなたが契約期間外のお休み期間に日本で暮らす場合、もしくはパートナーや子供が日本に住んでいる場合、または住民票が日本にある場合、どんな客船でも客船じゃない船の船乗さんでも支払う義務があります!

それにしても、私の目指していたホテル業というのは飲食に次いで平均賃金が低く、ホテル✖️飲食ともなれば東京で20万以下、私の就職した地域では15万、そこから控除があって一年目は14万、2年目は13万という恐ろしい低賃金・・・時給は500円くらいなんですかね?生活に10万円はかかるので、残りは3万円でした。(本当にあった話。四つ星ホテル勤務)

ですが、客船は「衣食住が保障されている」ため、生活コストがかからない分手元に全額残る!医療保険もしっかりしていて、もし乗船中に病気になったり事故に遭ったりした時は、港から医療機関までの交通費、医療費、入院費、休養中の給料も全額保障!(歯医者を除く。歯磨きを徹底しよう!)

さらに、今は円安の時代・・・そしてドル高の時代!海外クルーズ会社に勤め、ドルを稼げれば日本では豊かに暮らせます!日本人も出稼ぎする時代がやってきました。オーストラリアのファームジョブの話を聞くと、バイトを辞めたくなります・・・。

実は私の契約時に提示された金額は$1,600(1,600ドル)、日本円で24万円くらい、手取りがなんやかんやで20万円くらいなのかな?カナダ人の友人は「安すぎる!」と驚いていましたが、先述の通り私は大満足なわけです。円高の時はこうはいかなかった。ドルが100円の時は16万円になってしまうのですから。今は客船クルーになるのに最高のタイミングですね。

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MSCクルーズ・感動の対面

MSCクルーズの就職説明会に魅了された私。ふとGoogle検索したら、横浜港に一隻いるとの情報が!

東京某所の学校に通っていた私は、放課後に単身で横浜へ。

港が大きすぎてどこにいるのかなかなか見つからなくて・・・埠頭を回りまくって、とうとう見つけた、本物のMSCクルーズ!思った数倍大きく、豪華で、楽しそうな音楽が漏れていて、どの部屋もキラキラと輝いて見えました!

セキュリティのため柵網の向こう側には行けませんでしたが、不審者じゃないアピールするために持っていった一眼レフで撮影しまくりました!

真冬の横浜、夜中に1人でMSCと対面し、感動に体が震えました。憧れとか、夢とか、目指すべき場所が見つかったと思いました。

憧れの仕事とその先

「パティシエ」になる!という目標があったこれまでの人生。専門学校を卒業し就職。その夢を叶えて、「パティシエになった」あとのビジョンがありませんでした。一般的な道のりは、何店舗かで修行したのち自分の店を開くことでしたが、コンテストも、パリも、そして自分の店も私にとってはキラリと光るものではありませんでした。

なぜなら、まだ短い人生の中で、ケーキやお菓子作りの他にアートと海外を経験してきた私は、パリにとどまらず全ての国を旅したいと思っていました。異なる環境と常識で育った人々と、その文化・言語に興味があったし、ワーキングホリデーとか、海外移住とか、お菓子の原産地巡り(例えばカカオ原産地・赤道付近)、各地の伝統的お菓子の勉強を真剣に考えていました。

「旅をしながらお金を稼げる」「長期休暇が取れる」クルーズ客船はそんな私にぴったりの仕事だと思いました!職場仲間もお客さんもクルーズで提供されるお食事、音楽、そして訪れる先も、さまざまな国の人たち、文化です。仕事をしながら刺激的な毎日が送れると思いました。たくさんの出会いを得て、決めきれなかったワーキングホリデーや留学・旅先へのヒントを掴めるとも思いました。お友達の故郷巡りとか、ディープで面白そうです!

私は日本の企業に一度就職し、2〜3年後にクルーズ客船に応募するプランを立てました。英会話に不安しかなかったのと、学生&アルバイトとは違う社会人生活にこれまた不安があったから一回日本就職しようと安牌を選んでしまいました。今考えると就職した企業がのちに私の健康・精神・夢・心身ともに削った(ある意味社会勉強させてくれた)ヤバ会社だったので、ダイレクトにクルーズ船に応募するプランの方が◎でした!バイト代を就活じゃなくて英会話にぶち込めばよかった・・・!!

まとめ

とにかく「客船」との出会いは衝撃的だった!

一般大勢と違うことがしたい厨二病を引きずっている私にとって、誰も選ばない、何もかもが「違う」クルーズ客船のクルーという仕事はキラキラ輝いて見えます。

一日10時間から14時間、週7日、6ヶ月、働けるのか?という一抹の不安と震え。

稼げるのか?素晴らしい出会いはあるのか?どんな暮らしなのか?仕事が終わったら、次にどんなビジョンを掴んでいるのか?それも、この体で試すのみ!

何も確信はない!それが面白い。ワクワクする。

2023年に初めて憧れの客船クルーになります。

今回は、私の人生の転機となった豪華客船との出会いと私の気持ちの変化についてまとめました!

少しでも参考になればと思います。また、共感した!面白い!と思った方は他の記事も読んでみてください。応援したい!と思ってくださった方は、SNSやYouTubeのフォロー&チャンネル登録&いいねをしていただけるととても励みになります。

ありがとうございました!

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